岐阜開成学院.について

岐阜開成学院. どんな学校?

個別対応教育の学び場、岐阜開成学院.の特徴についてご紹介します。

校訓(ミッション)

「食っていけるひと」になる。

これが岐阜開成学院.の校訓です。私たちが目指すのは、学歴でも資格でもなく、子どもたちが将来「食っていけるひと」になることです。

これは、高い地位や収入のことではありません。人とつながりながら、自分らしく、幸せに生き抜いていける力のこと。次の4つを併せ持つ人のことだと考えています。

  • 困ったときに助けを求められる
  • 誰かと助け合える
  • 日々に幸せを感じられる
  • 傷ついてもまた歩き出せる

これは、孤独や孤立とは対極にある生き方です。ひとりで完璧にこなせることではなく、周りと支え合いながら自分の人生を歩んでいけること。それが、私たちの考える自立です。(詳しくは 「食っていける人」とは をご覧ください)

学びの縦軸と横軸

私たちの関わり方には、縦軸と横軸があります。縦軸は「どんな順番で育つか」、横軸は「どうやって学びに向かうか」。この2本が交わるところで、あなたの学びが動き出します。

縦軸|安心 → 自信 → 学力 → 進路

多くの学校は「学力」からはじめようとします。けれど、安心できない場所で自信は育ちません。自信のないまま詰め込んだ学力は、長くは続きません。
だから私たちは、まず安心できる場所であること。そこから自信が生まれ、自信があるからこそ学力が伸び、学力があるからこそ、自分で進路を選べるようになる。この順番を、私たちは飛ばしません。

横軸|3つのしこう(嗜好 → 試行 → 思考)

同じ読みを持つ3つの言葉を、学びの入り口から順に並べたものです。

  • 嗜好(しこう) —— その子の「好き」や「得意」を、学びの入り口にすること
  • 試行(しこう) —— まずは、ためしに一歩ふみ出してみること
  • 思考(しこう) —— 自分の頭で考え、考えることをやめないこと

好きなことを入り口にして、小さく試してみて、自分の頭で考える。この繰り返しの中で、生徒は少しずつ自信を取り戻していきます。

学校に行けなくなった経験を持つ生徒は、「自分はダメだ」と感じてしまっていることが少なくありません。だからこそ、まず「好き」から始めます。誰かに決められた正解をなぞるのではなく、自分の「好き」を手がかりに動き出し、自分で考える。その力こそが、これからの時代を生き抜く土台になると、私たちは考えています。

縦軸だけでは、何をどう学ぶかが決まりません。横軸だけでは、動き出す前に力尽きてしまいます。順番を守りながら、好きを入り口に、小さく試す。この2本を同時に回すことが、岐阜開成学院.のやり方です。

岐阜開成学院.が大切にしているもの

岐阜開成学院.が大切にしているものはきめ細かい対応が必要なものばかりです。
いずれも一斉集団で運営される学びの場では実現不可能なものであり、少人数・個別対応を徹底する岐阜開成学院.ならでは、という特色となっています。

①対話からはじまる心の安定と成長

自己理解も他者理解も、対話なしには得られません。単なる会話とは違う、心の成長をうながす対話には、時間と回数を重ねて信頼関係を築くことが要ります。岐阜開成学院.は、ゆっくり・じっくり個別に向き合える時間をつくることで、対話の質を高めています。

そのために、すべてのしくみを組み立てています。少人数制——ひとりの職員が多くの生徒を抱えていては、じっくり話すことはできません。時間の柔軟さ——思う存分学んだあとでも、話すきっかけを逃しません。個別の学習と指導——国語を通して世の中の成り立ちや社会問題を、英語を通して海外の文化や歴史を、その人の興味と必要に応じて扱います。教科学習を、教科だけで終わらせません。

ここでの人間関係は、表面的・事務的なものではありません。人と人として向き合う時間が、心を安定させ、成長させる力になります。人間味あふれる対話は、岐阜開成学院.の存在意義そのものです。

少人数の教室で、生徒たちと向き合って話す代表

世界のドキュメンタリー映画を見て意見を交わす、自分の心を動画にする——そんなワークショップも定期的に開いています。指示をこなすだけでなく、自ら考え、選び、つくり出せる人へ。仲間と共創しながら、新しい価値を生み出していきます。

②オキシトシン的承認が自己肯定感をつくる

人が育つには、対話と、他者からの承認——受け入れられる経験が要ります。承認には、脳内物質の名前をとって呼び分けられる2つの型があります。結果をほめる承認と、取り組み方や存在そのものを認める承認です。

オキシトシン的承認ドーパミン的承認
何を承認するかプロセスにフォーカス結果にフォーカス
効果の持続減弱しにくい減弱しやすい
承認する側とされる側ヨコの関係タテの関係
関係の質相互尊敬・相互信頼支配と依存
含まれる要素共感・思いやり・愛情支配・コントロール・誘導
態度共感的態度評価的態度
承認される側は共感的になる依存的になる
アドラー心理学では「勇気づけ」「褒める」「叱る」
オキシトシン的承認とドーパミン的承認のちがい

ドーパミン的承認は、結果への承認です。テストの点数など、達成の度合いだけで人を測る。短期的には効きますが長続きせず、ほめられないと動けない状態をつくりがちです。歪んだ点取り主義や、「いいね」を求める承認欲求も、ここに根があります。

これは、先生が悪いという話ではありません。100点からの引き算で人を測る「減点法」という仕組みが、関わる全員をそう振る舞わせてしまうのです。減点法は「ミスを許さない」という感覚を植えつけます。ミスを避けるために試行錯誤をやめ、無難なものしか出さなくなる。矢面に立つのを恐れ、多数派の影に隠れる。他人のアラを探し、不寛容になる。——これでは、新しい価値は生まれません。

一方オキシトシン的承認は、過程や取り組み方、つまりそのひとの「人間性」や「存在そのもの」を認めます。だから効果が続きます。「ここにいていい」と認められた経験は、自己肯定感——自分の存在を受け入れる感覚の土台になります。そして自己肯定感は、挑戦の原動力です。できないことを数えて叱るのではなく、できることをどう伸ばすか。失敗は恥ではなく、成長に欠かせない栄養です。学校とは本来、トライアンドエラーの場所であるはずです。

岐阜開成学院.は、加点法を土台にしています。「いい点数取ったね」ではなく、「面白いね」「興味深いね」「よくやり抜いたね」が、ここでの褒め言葉です。もちろん、叱咤激励が必要な場面もあります。ただしそれは、関係ができてからはじめて届くものだと考えています。

拡大ばかりを追う時代は終わり、質が問われる時代に移っています。答えのない問いに向き合い、思考の質を高めること。オキシトシン的承認を指導の土台に置き、自ら考え、選び、行動し、試行錯誤を恐れずに進む若者を育てることを、私たちは使命だと考えています。

授業のあと、笑顔でピースサインをする職員と生徒

③ことばのチカラが思考をつくる

社会で不器用でも正直に生きるには、その土台になる力が要ります。とりわけ国語力(文章力・読解力・語彙力)をベースとしたことばのチカラです。

「コミュニケーション能力が大切だ」とは、どこでも言われます。けれど教えられるのは、うまくやるための表面的なテクニックばかり。相手を打ち負かすことがコミュニケーションだと誤解されることさえあります。それでは、言葉で人を傷つける技術しか身につきません。

大切なのは、借り物の言葉や小手先のテクニックではなく、自分の心からの言葉を持ち、外に出せること。「うまく話すひと」ではなく、「ほんとうのことを話すひと」になってほしいのです。

時間をかけて自分を見つめ、教養を高め、対話を通して、世の中を見るものさし=世界観をつくっていく。それは、思考力を高めるということでもあります。たとえば共通テストの現代文。解答テクニックの練習だけに使うのは、あまりにもったいない。そこには、人が生きるうえで大切にすべきこと、獲得すべき視点が詰まっています。

若者にことばのチカラを。テクニックでなく本心を伝えるマインドを。

岐阜開成学院.は代表の山本による国語科の教科指導をはじめ、前述の「ココロの動画」を作成するワークショップなどを通して言葉のチカラを大切に育み、自由に使いこなすようになるための練習場所で有り続けます。

机を囲んで話し合う生徒たち

学習の進め方はコースによって違います。学習計画は、代表やスクールカウンセラーとの定期的な面談で、生徒それぞれの状況や進路希望に応じて決めていきます。詳しくは コース案内 をご覧ください。

札幌で行う夏の集中スクーリングについては 旅する高校生|札幌の集中スクーリング をご覧ください。

岐阜開成学院.のような、オルタナティブな学びの場-通信制高校やサポート校において、誰にとってもピッタリな夢の場所など存在しません。

どこで・だれが・どんなふうに・なにを…
その場所を構成する様々な要素を生徒本人がしっかり吟味し、自分の次の場所を決めて欲しいのです。

「あー、いろいろあったけどここを選んでよかったなぁ」

と心から思って卒業できる場所を見つけて欲しいと心から願っています。
岐阜開成学院.があなたにとっての居場所になるならとても嬉しいです。

よかったらいちど教室に来てみませんか?

教育理念

岐阜開成学院.(つくば開成高等学校 学習等支援施設 岐阜キャンパス)は、学びを「生きるチカラに欠かせない道具」と考えています。学ぶための場所・指導・情報を用意し、その人に合った学び方と、固定観念にとらわれない進路の選び方を、対話しながらいっしょに考えます。

いま、「決められた正解を、早く正確に出す」ことの価値は下がりつつあります。調べる・まとめる・整える——かつて「仕事ができる人」の条件とされてきた作業の多くを、AIが引き受けるようになりました。働き方も進路も枝分かれし、誰にでも当てはまる一本道の「正解ルート」は、もうありません。

だからこそ残るのは、自分で問いを立てる力、考えの違う相手と折り合いをつける力、そして考えることをやめない力です。機械が代わりにやってはくれない部分であり、私たちが育てたいと考えているところでもあります。

私たちは、対話を起点に実践へ踏み出す学びを信条とし、生きるためのリアルな力を備えた「食っていけるひと」を育てます。具体的には次の力を重視します。

— 自分で考え、動き、やり切る力(判断力・実行力)
— 他者と協力し、違いを尊重できる力(協働力・多様性への感受性)
— 孤立せず社会とつながり、自分の役割を果たす力(関係性・責任感)
—国際情勢や社会問題を理解する力(知的好奇心)
— 教養の礎となる基礎学力と表現力(学び続ける力)

重点領域

学び直し × 進学・資格支援
必要に応じて遡って基礎を丁寧に立て直し、受験・資格取得へ段階的に橋渡しします。

表現・探究・実践の往復
音楽・言語交流・地域協働・ICTなどの“やってみる”経験で、考える力とやり切る力を磨き、成果は作品・発表・レポート等で可視化します。

安心の中、自立した学習者へ
単位要件(レポート・スクーリング・試験)を見える化し、本人と合意した到達目標で進行。定期面談で計画をアップデートし、学習習慣の確立と単位取得へつなげます。

地域とともに
ボランティアや非営利団体との連携プロジェクトを通じて学びを社会課題に接続し、得た力を地域へ還元します。

創立当初、私たちは「We are united in our differences!(ちがいを越えてつながろう)」という言葉を校訓に掲げていました。年齢も、育った環境も、前にいた学校も、考え方も違う人たちが、ゆるやかにつながることのできる場所であること。この考え方は、いまも学院の土台にあります。その土台の上に、私たちは「食っていけるひと」という、より具体的な言葉を置きました。

沿革

2010年10月 つくば開成高等学校 岐阜学習センター開校

2016年3月 つくば開成高等学校 岐阜学習センター閉校

2016年4月 岐阜学習センター長・山本が通信制高校サポート校として岐阜開成学院.設立

2023年4月 岐阜開成学院.つくば開成高等学校学習等支援施設 岐阜キャンパスに

運営会社

合同会社 対話教育研究所

(Institute of Dialogic Lerning LLC. / IDL LLC.)

法人番号 8200003006784

〒500-8847 岐阜県岐阜市金宝町2丁目5番地 クニイビル

電話 058-215-9432