起立性調節障害の方へ
朝がつらくても、
自分のペースで。起立性調節障害と、岐阜での高校生活
朝、どうしても起きられない。行きたい気持ちはあるのに体が動かない——それは「サボり」でも「甘え」でもありません。
起立性調節障害は、思春期の体に起こる自律神経の不調です。岐阜開成学院.は、岐阜市で「学び直し」と「進学」の両立を支える学習等支援施設。少人数・対話型の授業で、通信制・つくば開成高等学校での学びをサポートし、一人ひとりの「最初の一歩」に伴走します。

「朝、起きられない」は、あなたのせいではありません
起立性調節障害(OD)は、立ち上がったときに血圧や心拍の調整がうまくいかず、朝の起床困難・立ちくらみ・頭痛・強い倦怠感などを起こす、体の不調です。「気合いが足りない」わけでも、「怠けている」わけでもありません。むしろ、これまで真面目に頑張ってきたお子さんほど、無理を重ねて症状を悪化させてしまうことがあります。保護者の方が抱える「このままで大丈夫だろうか」という漠然とした不安に、私たちは丁寧に向き合います。
岐阜開成学院.が、起立性調節障害の生徒に選ばれる3つの「自由」
「毎日、朝から、全員同じように」——その前提を、いったん手放します。
1. 登校時間の自由:午前がつらくても大丈夫(11:00〜17:00)
登校は11:00〜17:00の間で、体調に合わせて。朝いちばんがいちばんつらいODでも、午後から自分のペースで通えます。

2. 通い方の自由:週2日、週4日、月3回から選べる
「毎日」を前提にしません。体調の波に合わせて、週2日まで(通学コース)・週4日まで(岐阜開成コース)・月3回すべて木曜(通信コース)から選べます。動けない時期は登校日数の少ないコースにして、通えるようになったら増やす。そういう組み替えができます。
登校日数を増やす変更は、年度の途中でもいつでもできます。いっぽう、登校日数を減らす変更は年度末のみです。年度の途中で通い方を下げることは、原則としていません。入院などやむを得ない事情がある場合は、その都度ご相談ください。
3. 学び直しの自由:中学の内容まで戻れる
体調で学校を離れていた時期があると、学習の抜けが残ります。チャレンジオプションでは、学研のスモールステップ教材で英語・国語・数学を中学の内容までさかのぼって学び直せます。月曜・木曜の実施で、月2回はオンラインでも受けられます。
在校生の声

「朝、起きられない自分を、ずっと"サボり"だと責めていました。」
中学までは、まわりの期待に応えるのが当たり前でした。頼られること、役割を果たすこと——それが自分の"普通"で、弱音を吐ける場所はどこにもありませんでした。
高校生になって、ある日、朝どうしても起きられなくなりました。起立性調節障害でした。行きたい気持ちはあるのに、どうしても体が動かない。それでも「休んだら終わりだ」と無理に通ううちに、体も学力もどんどん落ちていきました。いちばんつらかったのは、症状そのものより、「誰にも分かってもらえない」という孤独だったのかもしれません。
岐阜開成学院.に来て、はじめて少しだけ息ができた気がしました。境遇は違っても、似たような経験をして、似たようなことを考えてきた人が、ここにはいました。「そのままでいい」と思える瞬間が、少しずつ増えていきました。自分を責めるラインが、ゆっくり変わっていきました。
今も体調の波はあります。でも、こう思えるようになったのは、間違いなくここに来られたからです。ここが、私の新しいスタート地点になりました。
在校生
※在校生本人の作文をもとに、個人が特定されない形で再構成しています。
休んだ日の分は、家でも進められます
ここがいちばん誤解されやすいところです。通信制高校の単位は、レポート・放送視聴票・テスト・スクーリングの4つがそろって修得できます。このうちレポートと放送視聴票は、自宅でも進められます。体調が悪くて登校できなかった週も、動ける時間に少しずつ書き進められます。
いっぽうで、単位認定試験・スクーリング・特別活動への出席は必須です。ここは正直にお伝えします。何を、いつまでに、どれだけ進めるか——その計画は、代表やスクールカウンセラーと行う定期的な面談で、体調に合わせて組み立てていきます。一度決めたら終わりではなく、そのときどきで組み替えます。
年に1回のスクーリングが心配です
集中スクーリングは北海道で年に1回。出席は必須です。「体調に波があるのに、遠くまで行けるだろうか」——そう思われるのは当然です。
だから引率が基本です。職員が現地にも同行します。ひとりで手配して、ひとりで向かうのではありません。旅慣れたスタッフが一緒に動きます。気になることは、申し込みの前の個別相談で、具体的にうかがいます。
公認心理師のスクールカウンセラーがいます
岐阜開成学院.には、公認心理師(国家資格)を持つスクールカウンセラーが在籍しています。体調のこと、これからのこと、家での過ごし方——学習の相談とは別に、話せる相手がいます。
なお、起立性調節障害の診断と治療は医療機関の役割です。学院がするのは、診断でも治療でもなく、学校生活の環境を整えること。かかりつけの先生と相談しながら進めていただくのがいちばんです。
無理に「治す」より、まず「安心できる場所」を

私たちは、体調を無理にコントロールしようとはしません。まずは、安心して過ごせる場所があること。似た経験をした仲間や、対話的に関わる職員がいること。その「安心」があってはじめて、学びの手応えが戻り、納得できる進路が見えてきます。岐阜開成学院.が大切にしているのは、「安心できる場所 → 確かな学力 → 納得できる進路」という順番です。
岐阜市・各務原市・一宮市・瑞穂市から通えます

岐阜開成学院.は岐阜市金宝町(JR岐阜駅・名鉄岐阜駅から徒歩圏)。岐阜市はもちろん、各務原市・一宮市・瑞穂市など近隣からも通っています。午後からの登校なら、朝の通学ラッシュを避けられるのも、体調に波のある生徒には大きな利点です。
まずは、体験授業・個別相談から

「うちの子に合うだろうか」——その確認から始めてください。体験授業・個別相談(オープンキャンパス)では、実際の教室の空気を感じていただけます。オンラインではなく、対面で。お気軽にご相談ください。
お電話:058-215-9432/Instagram:@gifukaisei
起立性調節障害とは(基礎知識)
起立性調節障害(OD:Orthostatic Dysregulation)は、自律神経の働きの乱れにより、起立時に血圧や心拍の調整がうまくいかなくなる疾患です。小学校高学年から中学・高校生に多くみられ、朝起きられない・立ちくらみ・頭痛・倦怠感・午前中に不調で午後に回復しやすい、といった症状が特徴です。本人の「気持ちの問題」ではなく、適切な理解と生活環境の調整が回復を支えます。ご家庭だけで抱え込まず、医療機関にも相談しながら、学校生活の環境を整えていくことが大切です。
参考:日本小児心身医学会「小児起立性調節障害 診断・治療ガイドライン」
よくある質問
起立性調節障害でも、高校を卒業できますか?
はい。通信制・つくば開成高等学校のしくみと、岐阜開成学院.の学習支援を組み合わせることで、体調に配慮しながら単位取得・卒業を目指せます。
朝が苦手でも通えますか?
登校は11:00〜17:00の間で調整でき、午後からの登校も可能です。
今、別の高校に在籍中でも転校できますか?
転編入のご相談を承っています。まずは個別相談へ。手続きの流れは転編入のページもご覧ください。
岐阜市以外からも通えますか?
各務原市・一宮市・瑞穂市など、近隣の市からも通学されています。
学費はどれくらいかかりますか?
高校(つくば開成)の学納金と、学院の受講料は別のものです。詳しくは学費のページと個別相談でご案内します。
午後から登校してもいいですか?
はい。登校は11:00〜17:00の間で、体調に合わせて調整できます。遅れて来ても、早く帰っても構いません。
体調が悪くて登校できない日が続いたら、単位はどうなりますか?
レポートと放送視聴票は自宅でも進められるので、登校できない期間も単位の準備は進みます。ただし単位認定試験・スクーリング・特別活動への出席は必須です。何をいつまでに進めるかは、定期的な面談で体調に合わせて組み立てます。
途中でコースを変えられますか?
登校日数を増やす変更は、年度の途中でもいつでもできます。いっぽう、登校日数を減らす変更は年度末のみです。年度の途中で通い方を下げることは、原則としていません。入院などやむを得ない事情がある場合は、その都度ご相談ください。
スクールカウンセラーに相談できますか?
はい。公認心理師(国家資格)を持つスクールカウンセラーが在籍しています。学習の相談とは別に、体調やこれからのことを話せます。
