食っていける人って、どんな人?

― 岐阜開成学院が大切にしていること ―
 

「食っていける人」とは何か

岐阜開成学院では、「食っていける人」になることを学びのゴールのひとつとして掲げています。でもこれは、単に「将来、安定した仕事について、生活費を稼げるようになる」という意味ではありません。

私たちが考える「食っていける人」とは——

どんな社会の中でも、誰かに頼ったり、誰かと力を合わせたりしながら、自分らしく生き抜いていける人。

そのために必要なのが、以下の5つの力です。

🧠 主体的に学び続ける力

自分の頭で考え、答えのない問いに向き合う姿勢。

社会は日々変わっていきます。決まった答えがある時代はもう終わりです。そんな中で大切なのは、「どうやったらうまくいくか」「何が本当に必要なのか」を、自分の頭で考え続ける力です。
そして、その問いに向き合いながら、自分なりのやり方を見つけて実行し、また学び直す。その繰り返しが、あなたを生きる力で満たしていきます。

🤝 仲間と共創できる力

一人で抱え込まず、信頼できる人と力を合わせて動ける力。

一人で生きていける人なんていません。誰かと一緒に悩み、話し合い、ときに笑い合いながら、何かをつくったり、支え合ったりする。それができる人は、社会のどこにいても必要とされ、孤立せずに生きていけます。

💬 自分にも他人にも誠実に向き合う力

自分にも他人にも正直に向き合う姿勢。

自分の本音にフタをして生きていると、いずれ心がすり減ってしまいます。他人に合わせてばかりいても、自分勝手でも、うまくはいきません。正直に、でも丁寧に、自分の気持ちや考えを大切にしながら、他人とも誠実に向き合う。それが、人との信頼関係を築く土台になります。

🏃 自分を大切にしながら逃げずに進む力

無理せず休みながらも、人生の課題からは逃げない。

つらいときに「やりたくない」と思うことは、誰にでもあります。大切なのは、「それでも一歩だけ、前に進む方法」を見つけること。無理にがんばるのではなく、ちゃんと休みながら、だけど本質からは逃げずに向き合える。それが、長く生きていくうえで必要な力です。

🌱 助け合える力

助けを求めることができる、そして誰かを助けられる人。

「人に頼るのはカッコ悪い」なんて、もう古い考えです。つらいときは誰かに助けてもらっていい。助けてもらうことができるのも、生きる力のひとつです。そして、誰かのSOSにも気づけるようになったら、それはもう立派な「食っていける人」。支え合える人間関係は、人生の一番の財産です。

その逆、「今だけ・金だけ・自分だけ」

私たちは「食っていけるひと」の真逆の存在を「今だけ・金だけ・自分だけのひと」と捉えています。

  • 「今だけ」…目の前の楽しさや楽さばかりを優先し、未来を考えない

  • 「金だけ」…人や想いよりも、お金や損得を基準に動く

  • 「自分だけ」…他人のことを考えず、自分の都合だけで行動する

こういう考え方では、いずれ人から信頼されなくなり、孤立していきます。たとえ一時的にうまくいっているように見えても、長い人生を自分らしく生き抜くことはできません。

🌿 食っていける人 💸 今だけ・金だけ・自分だけ
学び続ける 楽なことだけを選ぶ
助け合う 損得でしか動かない
誠実である ごまかしや見せかけで生きる
仲間を大事にする 自分のことしか考えない

さいごに

岐阜開成学院は、
学力だけを教える場所ではありません。

私たちは、あなたが
「自分の力で、そして誰かと一緒に、
ちゃんと生きていける人」
になるための土台を、
一緒につくりたいと思っています。

どんな道を選んでも、
どんな未来を描いても大丈夫。

「食っていける人」になる力は、
きっとあなたの中に眠っています。
それを一緒に見つけて、
一緒に育てていきましょう。