
目次
はじめに:現代社会における「うつ」の新たな捉え方
今回は私たち岐阜開成学院が”発達障害・適応障害・うつ・ADHD”についてどのように捉えているかをご説明したいと思います。(参考文献は文末に)
近年、多くの人が経験するようになった「うつ」という心の状態。かつて、精神医学はこの状態を「精神病」の一種として捉え、薬物による治療を中心としてきました。しかし、約400年にわたる歴史を経て、現代の精神医学・心理学では、「うつ」は「病気による症状」ではなく、「環境への適応反応」であるという考え方が主流になっています。
私たちの多くが経験する「うつ」の原因は、脳の病理ではなく、「社会とのズレ」によるストレスや、暗黙のルールに縛られた現代の環境による影響が大きいとされます。これは、誰もがなり得る「人間的な反応」であり、本質的な解決のためには、薬に頼るよりもまず環境の調整が不可欠だということを示唆しています。
特性を持つ人が抱える特別な重荷
この「環境とのズレ」によるストレスを、特に強く感じやすいのが発達障害を持つ人々です。(この稿では分かりやすくするために敢えて「発達障害」と表記しますが、その捉え方は障害ではないと説明いたしますのであらかじめご承知おきください)
発達障害は、「うつ病」のように治る病気ではなく、生まれつきの「脳の特性」です。この特性ゆえに、「定型発達者」にとっては当たり前の社会のルールや暗黙の了解が理解しづらく、結果としてより強いストレスに晒されます。
つまり発達障害を持つ人は、定型発達の人たちよりも自己肯定感を失いやすく、また「うつ」になるリスクが極めて高いのです。※「自己肯定感」とは、自分自身の価値を認め、受け入れる感覚です。
発達障害は、「うつ病」とは異なり「脳の特性」であり、「治るもの」ではありません。しかし、「うつ」の症状が出た場合、薬でその症状を抑えることはできます。しかし、薬物療法には注意が必要です。そもそも「うつ」は、「これ以上無理をすると壊れてしまう」という、心からの切実な訴えです。これは、薬で症状を抑え込むのではなく、環境を整え、心の状態を理解し、安心感を回復させることで、初めて解決に向かう問題なのです。
ですから、発達障害を持つ人が「うつ」を経験したときには、自分自身が心と身体を守るために発信している切実なメッセージであることを理解し、「環境への適応」を助けること、そして何よりも「自己肯定感」を回復させることが、立ち直るための根本的な鍵となります。
自己肯定感を削る、積み重なる経験
なぜ、発達障害を持つ人はこれほどまでに自己肯定感を失いやすいのでしょうか。
ASD(自閉スペクトラム症)の特性
場の空気を読む能力や、非言語的なコミュニケーションの理解が苦手なため、集団の輪から外れたり、「変な奴だ」というレッテルを貼られたりすることが少なくありません。自分の言動が意図せず周囲に誤解され、疎外感を感じやすい状況が常に発生します。
ADHD(注意欠如・多動症)の特性
衝動性、不注意、多動性といった特性から、学校や職場でミスが多くなりがちです。定型発達者の期待に応えられない状況が頻繁に繰り返されることで、深い劣等感や自己否定感が積み重なります。親や教員・級友などからの非難や𠮟責、そして落胆もそのトリガーとなります。
これらの積み重ねが、自尊心を深く削り、「自分はみんなと違う」「自分はダメだ」という感覚を生み出し、「うつ」という心の状態へ繋がっていくのです。「”普通”に憧れる」というのはこういった観点からの言葉なんです。
「うつ」は心から送られたメッセージ
「うつ」を単なる病気として捉え、薬で症状を抑え込むことには注意が必要です。
先述したように「うつ」は「これ以上無理をすると壊れてしまう」という、心からの切実な訴え=メッセージであり、自分の心と身体を守るために「これ以上はダメだ」と発信している適応反応です。
このメッセージを無視して薬物で症状を抑え込むだけでは、根本的な解決には至りません。発達障害を持つ人が「うつ」を経験したとき、必要なのはそのメッセージを理解し、環境への適応を助け、何よりも自己肯定感(自分自身の価値を認め、受け入れる感覚)を回復させることです。これが、「うつ」から立ち直るための根本的な鍵となります。
「メッセージ」への応答:薬物療法を超えた環境の役割
「うつ」や「適応障害」が心身からの切実なメッセージであると捉えるならば、その解決は単なる症状の抑制(薬物療法)だけでは不十分です。私たちは、このメッセージが発せられた根本的な原因に目を向ける必要があります。
心のメッセージを無視してはならない
薬は一時的に辛い症状を和らげる効果がありますが、それは例えるなら、車の警告灯を消すような行為です。警告灯(うつ症状)を消してもエンジンの異常(環境との摩擦)が直らなければ、車はいずれ動かなくなってしまいます。
発達障害を持つ人が経験する「うつ状態」は、多くの場合、社会という環境がその特性に合っていないという「不適合」のサインです。
- ASDの方々: 暗黙のルールや非言語的なコミュニケーションが飛び交う環境が、常に脳に過負荷をかけている。
- ADHDの方々: ミスを許さない減点主義や、長時間の着席・単調な作業を強いられる環境が、本来持つ活発な脳と身体を抑圧している。
この不適合を放置して薬に頼り続けることは、環境を変えるという最も重要な治療機会を失うことにつながりかねません。
解決の鍵は「環境調整」にあり
「うつ」から立ち直るための根本的な鍵が自己肯定感の回復である以上、まずは心のバケツの穴を塞ぐことが必要です。そのためには、症状を訴え始めた「特定のストレス要因」を環境から取り除き、安心できる居場所を作ることが、何よりも優先されます。例えば、生徒の現状を無視して親や教員が「今の学校、または全日制高校以外の選択肢を排除して生徒に負荷をかける」ことはこの真逆のことであるとお分かりいただけると思います。
この「環境調整」こそが、次に語る「社会の規格化」が当事者を苦しめているという『多動論』の主張と、私たち岐阜開成学院の支援の哲学へと繋がっていくのです。環境調整から目を背け、根性論に頼っていては子どもの命を削りかねないことを保護者は理解する必要があります。
「うつ」と適応障害の違い:その原因と性質
ここまで、「うつ」を心身が発する適応のメッセージとして捉え直しました。このメッセージの現れ方や、その原因によって、精神医学では「うつ病」や「適応障害」といった診断名が用いられます。
特に、発達障害を持つ人がストレスに直面した際、最初に現れやすいのが「適応障害」であることが少なくありません。この二つの状態は症状が似ているため混同されやすいですが、その本質と回復への道筋には大きな違いがあります。
| 比較項目 | 適応障害(Adjustment Disorder) | うつ病(Major Depressive Disorder) |
| 主な原因 | 特定のストレス要因が明確(例:学校や職場での人間関係、環境の変化、特定の失敗など)。 | 明確な原因が特定できないことが多い。遺伝、脳内の神経伝達物質の機能異常、複数の慢性的なストレスなどが複雑に絡み合う。 |
| 本質的な捉え方 | 強いストレスに対する心身の「反応」(記事でいう「適応反応」の典型)。 | 脳の機能的な不調(病理的変化)が根本にあることが多い。 |
| ストレスから離れた時の変化 | ストレス源から離れると、比較的速やかに症状が改善する(典型的には6ヶ月以内)。 | ストレス源から離れても、すぐに症状は改善しない。症状が長期間(2週間以上毎日、など)続く。 |
| 治療の柱 | 環境調整(ストレス源からの回避や対処)とカウンセリングが中心。 | 薬物療法(抗うつ薬など)と休養が治療の柱となることが多い。 |
発達障害と「適応障害」の密接な関係
発達障害を持つ人が「適応障害」と診断されるケースが多いのは、まさにその特性に起因します。
- 社会とのズレがストレス源となる: 発達障害の特性(ASDの空気の読めなさ、ADHDのミスや衝動性など)が、社会の規格化された環境や人間関係で明確な摩擦を生みます。この摩擦こそが、適応障害を引き起こす「特定のストレス要因」となりやすいのです。
- 「うつ状態」からの移行: 適応障害を放置し、ストレス要因から離れられない状態が続くと、脳の機能的な不調へと発展し、「うつ病」へと移行する可能性があります。
したがって、発達障害を持つ人にとって、単に薬で症状を抑えるよりも、ストレス源を特定し、そこから離れる、あるいは環境を調整するというアプローチが極めて重要になります。
岐阜開成学院の「適応障害を引き起こす特定のストレス要因」を、環境から取り除くという、根本的な解決を目指した支援方針は後述いたします。

『多動論』~ADHDは進化と脳の多様性
ドーパミンと衝動性
ADHDに見られる衝動性や多動性は、脳の報酬系(快楽回路)に関わる神経伝達物質、ドーパミンと関連していることが指摘されています。
ADHDを持つ人の中には、ドーパミンの分泌と受容に関わる遺伝子の変異を持つ割合が高いことが示唆されています。ドーパミンが関わる機能が定型発達者と異なっていることが、衝動性や不注意を増大させる一因と考えられています。
多動性は生存戦略だった
しかし、フランスの精神科医オリヴィエ・アメゾニェの著書『多動論』が提示したように、ADHDの特性を「病気」や「障害」としてだけでなく、「環境への適応」という側面から理解する必要があります。
『多動論』は、ADHDの多動性が、人類の進化の過程で新しい環境の開拓や生存戦略に重要な役割を果たした集団の特性である可能性を指摘します。リスクを恐れずに移動し、新しい土地を探す探求心や衝動性は、狩猟採集の時代においては集団全体の生存にとって不可欠な個性だったかもしれません。
この視点は、「多動性」という個性が、多様な人間がいることの生物学的な必然性であり、それを「障害」として認識させているのは、むしろ「社会の規格化」という現代の生きづらい環境にある、という結論に導きます。
『多動論』の簡単な概要紹介
『多動論』はフランスの精神科医で作家のオリヴィエ・アメゾニェ(Olivier Ameisen)の著書です。
この本は、ADHD(注意欠陥・多動性障害)の特性、特に「多動」や「衝動性」を、単なる障害としてではなく、人類の進化や生存戦略において重要な役割を果たしてきた特性として捉え直す、革新的な視点を提示しています。
多動・衝動性を進化の視点から捉え直す
・ADHDの特性は欠陥ではない:
本書は、ADHDの核となる特性(多動、衝動性、集中困難など)を、現代の規格化された社会では「障害」と見なされがちだが、これは進化の過程で人類の生存に貢献してきた適応戦略であると主張しています。・「さまよう人」(=適応できない人)の役割:
特に「多動」や「衝動性」は、農耕社会以前の狩猟採集の時代において、集団を離れて新しい土地や資源を探しに行く「さまよう人」(Nomad)に必要な資質だったと説明されます。・リスクを恐れない、新しい刺激を求めるといった衝動的な行動が、集団の生存圏拡大に役立ってきたという解釈です。
現代社会とADHD
・規格化された社会との不一致:
現代の定住型でマニュアル化された社会(学校、オフィスなど)は、「さまよう人」=適応できない人の特性を持つADHDの人々にとって、その能力を発揮しにくく、生きづらさを感じる環境になってしまっていると指摘しています。・「障害」の原因:
ADHDを「障害」たらしめているのは、脳の特性そのものではなく、現代社会が求める画一的な生き方であると示唆しています。脳の多様性(ニューロダイバーシティ)の主張
・この著作は、発達障害を個々の脳の「多様性」(ニューロダイバーシティ)として捉える考え方を強く支持しています。
・多動性を「集団の維持」に貢献する特性として再評価し、社会全体がこの多様性を受け入れることの重要性を説いています。
『多動論』は、ADHDの特性を、人類の歴史に不可欠な「個性」として再定義し、その生きづらさの原因を「個人の障害」ではなく「社会の構造」に求めた著作と言えます。
この書籍の作者であるオリヴィエ・アメゾニェは、重度のアルコール依存症を抱え、バクロフェンという薬によって劇的に依存症を克服した人物としても知られており、その経験がこの著作の根底にあるとも言われています。
多様な脳と社会:究極の課題としての「ニューロダイバーシティ」
『多動論』の核心は、発達障害は個性であり、「脳の多様性」(ニューロダイバーシティ)であり、障害ではないという認識にあります。
進化に有利だった多様な特性
人類の歴史は、集団の中に異なる特性を持つ人々がいたからこそ生き残ってきました。
- ADHD的な特性:衝動的で探求心が強く、新しい環境への適応や開拓に関わる。
- ASD的な特性:特定の情報処理能力が高く、深い関心を持ち、知識を蓄積し専門性を高める。
これら左右の視点が異なる人たちが同時に存在していたことは、集団全体の生存にとって有利に働きました。
現代社会においても、この多様な特性は社会の進歩・発展の源泉です。
| 特性 | 強み | 活躍分野 |
| ASD | 特定の情報処理能力の高さ、深い関心 | 学術研究、IT開発、芸術、専門職 |
| ADHD | 多動、衝動性、創造性、アイデア力 | 新しいビジネス、芸術、スポーツ、開拓的プロジェクト |

「社会の怠慢」を問う
遺伝的な特徴である発達障害を「個人のせい」と決めつけ、支援環境を整備しないのは「社会の怠慢」だと言わざるを得ません。発達障害とうつを同時に抱える当事者は、社会の規格化と暗黙のルールによって自尊心を深く傷つけられています。
『多動論』でも究極の課題として、社会が多様な人々が互いの特性を理解し、協力しあえる環境を作り出すことを提言しています。
多様性社会への道
「心の病」として捉えられてきた「うつ・適応障害」は、社会の不公平と環境の不適応に対する魂の叫びです。
発達障害を「脳の多様性」と捉えることは、不公平を前提とした社会環境を変え、「誰もが自分らしく生きられる」という、真の公平の実現を目指すための第一歩なのです。
岐阜開成学院ができること:挑戦する土台を、安心の場で育む
私たちは、この記事を通じて「発達障害は脳の多様性である」という核心的なメッセージを共有しました。この大切な個性が、現代社会の規格化された環境によって削られてしまうことは、大きな損失です。
岐阜開成学院は、まさにこの「ニューロダイバーシティ(脳の多様性)」を活かす支援環境が整備された場所でありたいと願っています。
個性を尊重する安心の学び舎
岐阜開成学院が何よりも大切にしているのは、生徒一人ひとりが安心し、自己肯定感を高められる環境です。
- 無用な圧力からの解放: 従来の学校で行われるような長時間の拘束や、不必要な集団力学の押し付け、同調圧力はありません。あなたのペースとリズムを最優先します。
- 特性を活かす合理的配慮: あなたの特性をしっかりと理解した上で、できる範囲での合理的配慮を行います。例えば、集中しやすい環境の提供や、課題の進め方など、あなたにとって最も学びやすい形を一緒に見つけ出します。
- 家族的な温かい雰囲気: 教員との距離感は「親戚のおっちゃん・おばちゃんと甥・姪」くらい。教室は、その家でくつろいでいるかのようなあたたかな雰囲気を目指しています。安心できる環境があって初めて、人は心を開き、挑戦する勇気を持てると信じています。
自己肯定感を育むスモールステップとチャレンジ
「自分はダメだ」という自己否定感から脱却し、「自分にもできる」という肯定感を育むために、岐阜開成学院は「成功体験の積み重ね」を重視します。
スモールステップ学習:
大きな目標を一気に達成しようとするのではなく、一つひとつの課題を細分化し、必ず成功できる小さな「スモールステップ」から学習を進めます。「できた!」という感覚を毎日積み重ねることで、失われた自己肯定感を着実に回復させていきます。
実力に応じたチャレンジ:
自分の実力や興味に応じた検定への挑戦や、カリキュラムへの参加など、無理なく「チャレンジ」できる機会を提供します。これは、あなたにとって「自分なりの努力」の成果が目に見える形となる大切な経験です。
「努力」を認める温かい評価:
学院の指導方針は、減点法ではありません。結果だけでなく、その過程で見せた「自分なりの努力」や成長を心から評価します。あなたの努力は、ここで正しく認められ、讃えられます。
もちろん環境要因はあくまで最優先事項です。複雑な要素で現状に至っているわけですから、丹念に当事者と対話し、複雑な要素をほぐしていく作業が必要です。対人関係によるトラウマの解消などはその最たるものと言えるでしょう。
岐阜開成学院は、中高生が安心して、ゆっくりと自分の特性と向き合い、未来へ一歩踏み出すための揺るぎない土台を築く場所です。私たちは生徒が将来、社会の一員として楽しく過ごせる=「食っていけるひと」になるために、あたたかい言葉と実践的な支援で応援しサポートし続けます。
― 自分のペースで、もう一度「学び」をはじめる ―
岐阜開成学院は、一人ひとりの物語を大切にしながら、確かな学力と自信を育てます。

参考文献

別冊 精神科医が語る 発達障害のすべて 改訂第2版 (Newton別冊)
『精神科医が語る 発達障害のすべて 改訂第2版』主な内容
◎大人になって気づく発達障害もある。環境の変化によって特性が表面化する
◎自閉スペクトラム症創薬研究最前線 社会的コミュニケーション障害が改善した!
◎学習障害(Ld)は努力・勉強不足ではない 脳の情報伝達・情報処理ルートとの関連
◎発達障害の人におこりやすい心の病 うつ,依存症,摂食障害,睡眠障害
◎発達障害と上手につきあうには 特性と強みを理解して環境を調整する

ストレスと適応障害 つらい時期を乗り越える技術 (岡田 尊司)
うつの患者は百万人以上いるが、実はその多くは「適応障害」である。環境の変化になじめなかったり、対人関係がうまくいかずに生じる心のトラブルで自信や意欲がなくなったり、体調不良、不登校、出社困難、依存症などの問題として表れる。
過敏な人だけでなく、人一倍前向きな人もかかる、もっとも身近な精神疾患だ。
「うつ病」と誤診されて治療すると余計に悪化し、長引く場合もある。ではどうすれば改善するのか?また、どうにもならない問題や悩みを抱え込んだとき、いかに対処すればいいのか。
すぐに実践できる方法を百戦錬磨の専門医がわかりやすく紹介。

「適応障害」って、どんな病気?: 正しい理解と治療法 (心のお医者さんに聞いてみよう)(浅井逸郎監修)
うつ病と何が違うの? すぐに治るの? 軽い不調と思われがちだが実は侮れないこの病気の正しい知識と完治へのプロセスがよくわかる本。掲載の「ストレス対応能力をはぐくむレッスン」で完治が早まる! 再発予防ができる!

多動脳:ADHDの真実 (アンデシュ・ハンセン著, 久山葉子翻訳)
いまやクラスに2人?
注意欠陥・多動性障害と呼ばれていたADHDは現在、注意欠如・多動症と呼ばれています。国立精神・神経医療研究センターによると「診断される子どもの割合は学童期の子どもの3~7%」、35人編成のクラスなら、2人いておかしくない数字です。日本では「成人でも診断に該当する人の割合は2.5%」とのことですが、スウェーデンでは全人口の5~10%、アメリカでは子どもと若者のおよそ8人に1人がADHDだとする調査結果もあり、診断数は増加の一途を辿っています。
●ADHD傾向は実はみんなにある?
●なんで飽きっぽいのに超集中もできる?
●食生活やしつけのせい?
●なぜクリエイティブだったり起業家向き?
●なぜADHDが増えている?
精神科医でベストセラー『スマホ脳』の著者がわかりやすく、その謎と〈強み〉を解説します

運動脳(アンデシュ・ハンセン著, 御舩由美子 翻訳)
従来、脳は成人後、衰える一方だとされていた。しかし、成人後も脳内の前頭葉が大きくなり、死の直前でも海馬の細胞数が増えた人たちがいた――。
彼らに共通していたのは「有酸素運動」を日常的に行っていたこと。
たった5分のウォーキング・ランニングが脳に作用する!
学力・集中力・記憶力・創造性……脳のあらゆる力を伸ばす運動の秘訣、大公開!
何歳からでも、5分から効果があります! !
◎◎本書の要約◎◎
「ストレスを効率よく解消するには?」「集中力を切らさない技術」「底なしの記憶力を手に入れる」「やる気を科学的に高める方法」「学力を高める本当のやり方とは?」など、ありとあらゆるパフォーマンスを確実に高める方法が余すことなく明かされています。
